子供の年齢に合わせたフレーム選び

成長段階によって顔の骨格や生活スタイルも変化するため、年齢に合わせたフレーム選びのポイントを解説します。

小学校低学年

小学校低学年の時期は、初めてメガネをかけるお子さんも多く、まだ扱いに慣れていないため、安全で丈夫なメガネを選ぶことが大切です。

活発に動き回る時期なので、メガネがずれたり、落としたりすることも想定し、耐久性や安全性に配慮したフレームを選ぶようにしましょう。

また、顔の成長も著しい時期なので、定期的な視力検査とメガネの調整も必要です。

成長期の子供の顔に合わせて、大きすぎず小さすぎないサイズを選びましょう。鼻パッドの位置やテンプルの長さも重要です。

また、子供の好きな色やキャラクターを取り入れたデザインを選ぶことで、メガネへの抵抗感を減らし、楽しく装用してもらえます。

さらに、小学校低学年の子供は、自分でメガネの扱いが難しいため、保護者の方のサポートが不可欠です。

メガネの正しいかけ方、外し方、お手入れ方法などを教え、定期的な視力検査とメガネの調整に付き添うようにしましょう。

小学校高学年〜

小学校高学年になると、メガネの選択基準も変わってきます。大人に近づくにつれてファッションへの関心も高まり、デザイン性も重視したい時期です。また、部活動などで活発に動くことも多くなるため、メガネの機能性も重要になります。

子供の好みや生活スタイルに合わせて、シンプルながらもスタイリッシュなデザインで最適な素材を選びましょう。

顔の形に合ったフレーム選び

お子様の顔の形に合ったフレームを選ぶことは、メガネを快適にかけ続け、おしゃれを楽しむ上でとても重要です。顔の形とフレームのバランスを考えることで、より魅力的な印象を与えられます。

インターネットや雑誌で「丸顔にはこのフレーム」「面長にはこのフレーム」といった情報を見つけることができるでしょう。しかし、実際にお子様がどんな輪郭なのか、どんなフレームが似合うのかは、実際に掛けてみないと分からないものです。

そこで、ここでは代表的な顔の形と、それに合うフレームの形の組み合わせ、そして避けた方が良いフレームの形をまとめました。

• 丸顔：四角いフレーム、スクエア型
• 面長：丸いフレーム、ラウンド型、オーバル型
• 三角顔：上部にボリュームのあるフレーム、ウェリントン型
• 四角顔：丸いフレーム、ラウンド型、オーバル型

フレーム選びの際は、このリストを参考にしながら、お子様と一緒に色々なフレームを試着し、最適なものを選びましょう。実際に掛けてみることで、お子様の個性や好みに合った、より魅力的なメガネを見つけられます。さらに、お子様自身が気に入ったフレームを選ぶことで、メガネをかけることへの抵抗感も少なくなり、快適な視生活を送る第一歩につながります。

視力矯正だけでなく目の保護も

子供の目は、水晶体や角膜などの組織が大人に比べて未発達で、有害な光を吸収する力が弱いため、網膜まで光が到達しやすく、ダメージを受けやすいと言われています。

そのため、紫外線やブルーライトから目を守る機能がついたレンズを選ぶことが大切です。

紫外線は、白内障などの目の病気を引き起こす原因の一つです。ブルーライトは、眼精疲労や睡眠障害を引き起こす可能性があります。

これらのリスクを軽減するために、UVカット機能付きレンズやブルーライトカット機能付きレンズの使用を検討しましょう。

例えば、パソコンやスマートフォン、タブレットなどを長時間使用する場合は、ブルーライトカット機能付きレンズがおすすめです。

また、屋外で活動することが多い子供には、紫外線カット機能付きレンズがおすすめです。

視力矯正と同時に目の保護をすることで、子供の目の健康を守り、快適な視生活を送れるようにサポートしましょう。

レンズの種類と機能性

子供の大切な目を守るレンズ選びは、視力矯正だけでなく、様々な機能性を考慮することが重要です。

まず、レンズの素材には大きく分けてガラスとプラスチックがあります。ガラスレンズは傷つきにくいというメリットがありますが、割れやすく、子供の安全面を考えるとあまりおすすめできません。一方、プラスチックレンズは軽く、衝撃に強く、安全性が高いという点で、子供には最適です。

プラスチックレンズの中でも、近年注目されているのが、ポリカーボネートやハイインデックスプラスチックです。ポリカーボネートは、非常に強く、薄くて軽いレンズで、活発な子供に最適です。ハイインデックスプラスチックは、薄くて軽いだけでなく、屈折率が高いため、強度数の子供でもレンズを薄く仕上げられます。

また、レンズには様々な機能を付加できます。例えば、UVカット機能は、紫外線から子供の目を守るために必須です。ブルーライトカット機能は、パソコンやスマートフォンなどから発せられるブルーライトを軽減し、目の疲れを軽減する効果が期待できます。さらに、傷つきにくいコーティングや汚れにくいコーティングなども追加できます。

子供の視力や生活スタイル、そしてご予算に合わせて、最適なレンズを選びましょう。

子供に人気のカラーレンズ選び

子供のメガネ選びにおいて、レンズカラーは重要な要素です。視力矯正だけでなく、ファッションの一部としても楽しまれています。近年では、様々なカラーレンズが登場し、子供の個性や好みに合わせて選べます。

主なカラーと特徴は

• ブラウン

自然な色合いで、まぶしさを軽減

長時間かけていても疲れにくい

• グレー

景色の色合いを自然に保つ

屋内外問わず使いやすい

• グリーン

目の疲れを軽減する効果

コントラストをはっきりさせたい時におすすめ

• ブルー

ファッション性が高い

個性を演出したい子供におすすめ

• ピンク

明るく華やかな印象

女の子に人気

また、レンズの濃さも重要です。薄い色のレンズは、屋内外問わずに使用できます。濃い色のレンズは、日差しが強い日におすすめです。子供の使用環境に合わせて、適切な濃さを選びましょう。

毎日の学校生活に適した耐久性設計

毎日学校で使うメガネは、活発な子供の動きにも耐えられる耐久性が重要です。丈夫な素材を選び、破損しにくい構造のものを選ぶことで、安心して学校生活を送れます。

様々なメーカーから耐久性に優れた子供用メガネが販売されていますので、購入の際は以下の点に注意して選ぶと良いでしょう。

• 壊れにくい素材を選ぶ（TR-90、ウルテム樹脂、チタンなど）
• 丁番の強度を確認する
• レンズのコーティングで傷つきにくくする

適切なメガネを選ぶことで、子供の目を守ると同時に、快適な学校生活をサポートできます。