丸顔さん：スクエア型やシャープなデザインで輪郭を引き締めて

丸顔さんは、頬がふっくらとしていて顔の縦と横の比率がほぼ同じくらいの方が多く、可愛らしい印象を与えます。しかし、顔の輪郭がぼやけて見えやすいという特徴もあるため、レディース向けのリーディンググラスを選ぶ際には、顔の形をシャープに見せるデザインを意識することが大切です。

具体的には、スクエア型やシャープなデザインのリーディンググラスを選ぶと、直線的なラインが強調されるため、顔の輪郭をスッキリと見せ、丸い顔立ちを引き締める効果が期待できます。

四角顔さん：オーバル型やラウンド型で柔らかな印象に

顔の形が四角い方は、エラの部分の骨格が目立ちやすく、全体的に直線的な印象を与えがちです。そのため、老眼鏡を選ぶ際には、角ばった印象を和らげ、柔らかな雰囲気を演出してくれるフレームデザインを選ぶことが重要です。

おすすめのフレームデザインは、オーバル型やラウンド型。丸みを帯びた形状は、顔の輪郭の角張った部分を優しく包み込み、女性らしい印象を与えてくれます。

面長さん：大きめのフレームや横長のデザインでバランス良く

面長さんは、顔の縦の長さを強調しないように、バランスを整えるフレーム選びが重要です。大きめのフレームや横長のデザインを選ぶことで、顔全体のバランスが整い、洗練された印象になります。

大きめのフレームは、顔の縦幅を相対的に小さく見せる効果があります。ただし、大きすぎると不自然な印象を与えてしまうため、顔のサイズに合った大きさを選ぶことが大切です。

横長のデザインは、視線を横に広げる効果があります。スクエア型やウェリントン型など、横幅が広く、角張ったデザインを選ぶと、顔の縦の長さが強調されにくくなります。

逆三角形さん：ボストン型やアンダーリムで顎のラインをカバー

逆三角形の顔の形の方は、額が広めで顎がシャープなラインを描いているのが特徴です。そのため、顔の上半分が目立ちやすく、顎のラインが強調されやすい傾向にあります。リーディンググラスを選ぶ際には、このアンバランスさを解消し、顔全体を調和のとれた印象にするデザインを選ぶことが大切です。

具体的には、ボストン型やアンダーリムのフレームがおすすめです。

アンダーリムは、レンズの下部にのみフレームがあるデザインです。フレームがない上部は、視界を広く保ち、スッキリとした印象を与えます。

その他：ベース型さんや卵型さん

エラが張っていて、フェイスラインが直線的なベース型さんは、シャープな印象になりがちなので、キャットアイ型やフォックス型のリーディンググラスを選ぶことで、顔立ちに華やかさをプラスし、女性らしい雰囲気を演出できます。

卵型さんは、理想的なフェイスラインと言われるだけあって、どんなフレームのリーディンググラスも良く似合います。大きめのフレームや個性的なデザイン、鮮やかなカラーなど、普段はなかなか手が出にくいデザインも、卵型さんならおしゃれにかけこなせるでしょう。

仕事用：機能性重視、PC作業ならブルーライトカットは必須

仕事で長時間パソコンを使う方は、ブルーライトカット機能付きのリーディンググラスを選ぶことが大切です。ブルーライトは眼精疲労や睡眠障害の原因となるため、目の健康を守るためにはカット機能が必須と言えるでしょう。

長時間パソコン作業をする場合は、軽量でつけ心地の良いリーディンググラスを選ぶことも大切です。長時間かけていても疲れにくいものを選ぶことで、作業効率をアップさせます。

おしゃれ用：デザイン重視、アクセサリー感覚で

老眼鏡もおしゃれアイテムのひとつとして、ファッションの一部として楽しむ時代です。最近はデザイン性の高いリーディンググラスが豊富に揃っているので、アクセサリーを選ぶ感覚で、洋服やメイクに合わせてコーディネートしてみましょう。

フレームの素材や色、太さによっても印象が大きく変わります。

• メタルフレーム：知的でクールな印象。華奢なフレームは上品さをプラス。
• プラスチックフレーム：カジュアルで親しみやすい印象。太めのフレームは存在感を演出します。
• べっ甲柄：クラシックで落ち着いた印象。
• 明るい色：華やかで若々しい印象。
• 暗い色：シックで大人っぽい印象。

読書用：ページが見やすいレンズ、長時間かけても疲れない

快適な読書体験を楽しむためには、自分に合ったリーディンググラス選びが重要です。

長時間読書に最適なリーディンググラスの特徴を3つのポイントに絞って解説します。

• レンズ

読書用には、歪みが少なくクリアな視界を提供する非球面レンズなら長時間使用しても目が疲れにくく、おすすめです。また、ブルーライトカットレンズは、眼精疲労や睡眠障害のリスクを軽減する効果も期待できます。

• フレーム

軽量で長時間かけていても負担が少ないフレームがおすすめです。軽くて丈夫なチタンやプラスチックが人気です。読書中は視線を下に落とすことが多いので、視界を遮らないように、フレームの上部が視界に入りにくいデザインを選ぶと良いでしょう。

自分に合ったリーディンググラスを選ぶことで、快適な読書時間を楽しめます。快適な読書体験は、日々の生活をより豊かにしてくれるでしょう。

長く使うためのメンテナンス方法

お気に入りのリーディンググラスを長く愛用するために、正しいお手入れ方法を知っておきましょう。

• レンズの拭き上げ

柔らかい布、ティッシュペーパー、または専用の眼鏡拭きを使用する

砂やホコリが付着している場合は、水洗いしてから拭き上げましょう。空拭きはレンズに傷をつける原因となります。

• レンズの汚れ落とし

ひどい汚れの場合は中性洗剤を薄めた液で優しく洗い、よくすすいだ後、柔らかい布で拭き取りましょう。アルカリ性洗剤（石鹸、ハンドソープ、ボディソープ等）はコート膜が劣化し、剥がれやすくなる原因となるため使用しないようにしましょう。

• 付着物の除去

カビ取り剤、薬剤（トイレ用、浴室用洗剤）、アルカリ性洗剤、酸性洗剤、化粧品、整髪料、ヘアスプレー、油、汗、レモンなどの果汁が付着した場合は、すぐに水洗いし、よく洗い流してから拭き取りましょう。放置すると、レンズにシミが残ったり、コート膜が剥がれる原因となります。

• ネジのゆるみ・変形

ネジがゆるんだり、フレームが変形した場合はレンズが外れる可能性があるため使用を中止し、自己修理は避け購入した店舗や専門家に相談しましょう。

• かけ具合の調整

かけ具合が悪く、鼻や耳に負担がかかる場合は、購入した店舗で調整してもらいましょう。

快適なかけ心地を保つために、定期的な調整を推奨します。

さらに、一年に一度を目安に、購入店で定期点検を受けることをおすすめします。フレームやレンズは経年劣化し、度数が合わなくなったり、素材が劣化したりします。定期点検で、快適な視界を保ち、リーディンググラスを長く愛用しましょう。